【前回の話はこちら】
https://fanclove.jp/club/com-tan/report/detail/7025
「自分はキャラクターである」という自覚と覚悟を持った僕。
ここから、キャラクターとしてのレベル上げが始まります。
今も続けてやっているのが”オタク研究”です。
徐々にお客さんもついてきて、ツイッターのフォロワーなんかも増えました。
どんな人がフォローしてくれてるのかなあ、と見てみると、「お笑い好き」「音楽好き」よりも圧倒的に「アニメ好き」「ゲーム好き」が多いことに気づきました。
僕が「キャラクター」なので当然といえば当然です。
こうなったらとことん好かれにいこうと思い、いわゆる”オタク”のみなさんの心情を探ることにしました。
元々アニメやゲームは好きだったので苦ではありませんでした。
オタクの方が、どの作品やキャラのどんなところが好きなのか、また、何があったら好きではなくなってしまうのか、いろいろ考えました。
その研究の結果、僕がやるべきだと思ったことは大きく2つです。
・キャラを裏切らないこと
・他の大多数を切り捨てる覚悟を持つこと
です。
【キャラを裏切らない】
キャラクターはフィクションです。作者が創り出したものです。
生身の人間は、”完璧な一貫性”を持つことは難しいと思います。
その”一貫性”が、キャラクターをキャラクターにする一要素だと思いました。
魅力のあるキャラクターほど、強い一貫性を持っています。
一貫性を失うと、途端にファンが離れます。”キャラがぶれる”というやつです。
逆に、一貫性をもっていれば、悪役でもクズキャラでも人気があります。
なので、僕は常に、「こむそう.comならどうする?」「虚無尺僧八ならどう動く?」という視点を持つようにしました。
自分を俯瞰で見るのはなかなか難しいものですが、これはやり続けなければいけないと思っています。
【他の大多数を切り捨てる覚悟を持つ】
オタクのみなさんは、”大衆に媚びる”ことを嫌う傾向にあるようです。
これは上記の”キャラがぶれる”に通ずるところもありますが。例えば、漫画からゴールデンタイムのアニメになるときにあるキャラクターがタバコを吸わなくなる、とか。「媚びる」とはちょっと違うか。
要するに、「みんなに好かれようとする」と「誰からも好かれなくなる」ということです。
みんなから「いい人だね」って言われる人に恋人はいない、みたいな。
一部の熱狂的なファンから火がついて全国区へ、っていうパターンももちろんありますが、最初から「みんなにみんなに」ってなりすぎると良くないのです。
『一万人の認知より百人の熱狂を』
という言葉をここで掲げました。
さて、オタク研究を進める僕は、また気づきました。
「”オタク”って別にアニメオタクに限った話じゃないじゃん!」
気づいてなかったの??
ということで次回、
『”推し”という概念』
お楽しみに!