前編では、FANCLOVE(ファンクラブ)の話を初めて聞いた2人の開発に対する思い、FANCLOVEの話を初めて聞いた時に感じたことを伺いました。後編の今回は、そんな2人の未来の話、そしてFANCLOVEの秘密に迫っていきます。

 

徹底的に子供からお年寄りまで使えるサービスを目指した

 

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FANCLOVE 開発者
村式 中川尚 武井勇一朗

 

革命的だなと感じたFANCLOVEのアピールポイントを開発者目線で教えてください。

 

武井:月額の会費を徴収できるシステムじゃないですか? FANCLOVEって。もう、凄い簡単に作れちゃうんですよ、FANCLOVEって。エンジニアとして、テストをしながら作っているんですけど、こんなに簡単に作れちゃっていいの?っていう感じで、本当に簡単に作れちゃう。簡単に作れすぎちゃうので、最初は逆にそれが怖かったんですけど。

中川:悪い人でも作れちゃうからね。

武井:そうそう。敷居が凄く低いので、変な話、子供でもすぐ作れちゃうじゃないですか? そこが怖かった反面、今もそこが一番の特徴というか、ウリなんじゃないかなとは思ってます。やっぱ誰でも作れちゃうっていうところを大事にしていたので、そこはすごく怖いぐらい活かされているというか、まあ一番のウリはそこですね。

中川:他に特徴的なところをあげるとすると、特典チケットっていう機能があるんです。そこに特典チケットっていう表現を使って、例えばその特典をあげたりだとか、何かお知らせをしたりだとか、チケットっていうもので表現しているっていうのは結構特徴的というか、綺麗にまとまっているかなと思っています。

 

そんなFANCLOVEを構築していく上で、困難に感じたことはありますか?

 

武井:うーん、あんまない気がする。UIを考えるとこは超大変でしたよね?

中川:うん。

武井:FANCLOVEのトップページとかは、徹底的にクラブを作るユーザー目線で考えました。やっぱ動線を考えるとか、どういかに簡単にクラブを作れるかっていうことを表現するとか、そのUIとかクラブを作らせるっていう部分を頑張って考えたくらいですよね?

中川:うん、そこで言うと。

武井:他ありますか?

中川:あとは、完全に新しいサービスなので、なんかの真似じゃなくて、全く一から作る新しいサービスだったので、その前例がないというか、こういう時どうしようみたいなのがあんま参考になるものがありませんでした。全部自分たちで考えて決めてくっていうところが、難しくもあり、楽しくもありましたね。

武井:そうですね、確かに前例がないっていうのが結構大きいですね。普段僕らが作ってるものってECサイトだから、参考にするものがあるんです。今回は、どんぴしゃのものがなかったので、いろいろ参考にしていいところを取って、ミックスしてみたいなことはありましたよ。

 

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前例がないものを作るってすごく楽しいのではないかなと思いますが、いかがでしたか?

 

武井:楽しいですよ。

中川:うん。

 

また前例がないようなサービスを作るようなことがあったらどんなサービスを作りたいですか?

 

武井:それは非常に難しい質問ですねー。前例がないかー、ありますか?

中川:難しいなー。

武井:そうですね、僕自身はインターネットと現実を… 。一個の現実世界にあるインターネットってツールだと思うので、ツールを活かして、現実世界のコミュニケーションを変えてみたいですね。例えばツールを活かした上で働きやすくなるとか、ツールを活かして、ストレスが軽減するとか、そういうところに興味があるので、そこが何かしらの形で実現できるサービスっていうものをやってみたいと思います。前例はあると思うんですけどね。現実世界に、役立つツールの一種としてインターネットを使ったサービスをやりたいっていうのはありますね。

中川:僕は、ちょっと載せられるかどうかわかんないですけど、前例がないっていうことでいうと、人間を超えるサービスを作りたい…。

武井:へええ。

中川:例えば、草と話せたりとか、今の能力ではできないようなことが、何かできたりとか。何か、見えないものが見えるようになるとか、聞こえないものが聞こえるようになるとか…。ですかねー。

武井:見えないものが見えるようになる…。 今流行りのアプリとかね。

中川:まあ、近いものはあるね。

 

ファンが教えてくれること

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今FANCLOVEのユーザーにメッセージを

 

武井:僕から言わせてもらうと、このFANCLOVEっていうサービス自体は、制約はあんまりないと思うんですよ。つまり色がない。どういうクラブに登録してほしいとか、だからとにかくいろんなクラブを登録して使ってみてほしいですね。あえて、こういうクラブに集まってほしいっていうところを出していないので。

中川:僕もちょっと似てて、いわゆるファンクラブって言ってしまうと、例えば何かロックバンドとか、アイドルグループとかっていうイメージが湧いてしまうんだけども、本当になんか、酒蔵とかで、本当のとれたてのお酒を振舞ってあげられるとか、そういうことで潰れそうな酒蔵が息を吹き返すみたいなことが起きうる可能性のあるサービスだと思うので、本当にいろんな使われ方の可能性があると思っていて、こんな使い方があったのかっていうのを教えてくれるのは、ユーザーさんなんですよ。

武井:想像を超える…?

中川:こんな風に使って、この事業は再生したとか、この地方が盛り上がっただとか、そういう新しい使い方を、結構柔軟な機能があるので使ってみてほしいです。柔軟に使えるいい機能を用意しているので、本当に自由に使っていただきたいっていうことが一番ですね。

 

FANCLOVEのヒミツに迫る

 

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実は誰にも教えていない機能を入れたとか、FANCLOVEの秘密ってありますか?

 

武井:これねー、結論から言うとないんですよ。

中川:ないよねー。そんな余裕はございませんでした。チケットの使い方でちょっと、特殊な使い方があるかもなー、ちょっと難しいじゃん、いろいろ。こんな風にも使えるよみたいなの言えたら良かったんですけど。

武井:今ないけど、これから作るっていうのもありかもしれませんね。

中川:仕込む!

武井:そうですね、秘密の機能を…。

 

いつか仕込まれるかもしれない、秘密の機能。秘密なのでいつ仕込まれるかわかりませんが、見えないものが見えるようになったりと超人的な機能がつくかもしれないので、まずはFANCLOVEを作って探し続けてみるというのもアリかもしれません。